こんにちは、
よしおです。
タワーレコード限定ながら、しばらく品切れしていました山田一雄と京都市交響楽団のCDが再入荷しました。
ベートーベンの第九とマーラーの復活の2タイトルです。
今年没後30年のヤマカズの名盤2タイトル。
マーラーは京響創立25周年記念の特別演奏会のライヴです。
ただいまタワーレコードでは、10%オフの特別価格なので、僕は即注文しました。
山田一雄&京都市響 ベートーヴェン第九
ベートーヴェン: 交響曲 第9番 ニ短調 Op.125
山田一雄(指揮)
京都市交響楽団、京都市芸術大学音楽学部合唱団、ベリョースカ合唱団
秋山恵美子(S)、荒道子(A)、田口興輔(T)、勝部太(Br)
1983年12月21日 京都会館第1ホール (ライヴ)
ベートーヴェン: 交響曲第9番 Op.125 (12/21/1983) / 山田一雄指揮, 京都市交響楽団, ベリョースカ合唱団, 他<タワーレコード限定>
ヤマカズ、渾身の『第九』、ヘリテージで再発売!!
「真に充実し切った、切れば血の出るような音のドラマ!」 -宇野功芳-
山田一雄の「第9」がついに発売される。まさに待望久しい、といわなければならない。山田より4歳年上の朝比奈隆のレコードが次々と登場するのに比べ、淋しい想いを禁じえなかったが、両者の実力は五分と五分、ともに日本の指揮界を代表する二人なのだ。
朝比奈隆の十八番がブルックナーだとすれば、山田の動的な音楽はベートーヴェン、ベルリオーズ、チャイコフスキーなどにぴったりだ。
とくにベートーヴェンの音のドラマは山田の最も得意とするところで、これだけのベートーヴェンはなかなか聴けるものではない。…-宇野功芳-(充実し切った音のドラマ~山田一雄のベートーヴェン初登場 VDR-1330 ブックレットより)
山田一雄&京都市響 マーラー交響曲第2番「復活」
1.マーラー:交響曲第2番「復活」
2.広瀬量平:管弦楽のための迦陵頻伽(カラヴィンカ)
山田一雄(指揮)、京都市交響楽団
中沢桂(S)
志村年子(A)
京都市立芸術大学音楽学部合唱団
ベリョースカ合唱団
1981.5.29、京都会館第1ホール(ライヴ)
山田一雄の芸術 -マーラー:交響曲第2番「復活」/広瀬量平:迦陵頻伽 (10/21/1981):京都市交響楽団/他<タワーレコード限定>
ファン感涙のリリース!巨匠ヤマカズのマーラー「復活」が遂に登場!※初CD化!
昭和56年5月29日、京都市交響楽団の本舞台である京都市岡崎の京都会館の周辺は、いつになく華やいだ雰囲気であった。この日の夜、京響創立25周年を記念する特別演奏会が開かれたのである。この夜の演奏曲目は、25周年記念にふさわしいものとして熟考の末選ばれた二つの曲、廣瀬量平「管弦楽のための迦陵頻伽」とマーラー「交響曲第2番《復活》」であった。この特別演奏会のプログラムの冒頭に、京響初代指揮者のカール・チェリウス氏の祝辞が寄せられていた。~中略~そのチェリウスが指揮した第1回定期は、ヘンデル[忠実な羊飼い」、ヴェルディ「ナブッコ序曲」、シベリウス「フィンランディア」など小曲の組み合わせ、そしてアンコール曲がたしかタイケの「旧友」行進曲であった。それは昭和35年6月19日のことで、そのとき京響はわずか48名という編成であった。
それからちょうど25年、マーラーの《復活》を演奏するために舞台を埋めつくした京響の堂々たる編成を見て、私は感無量であった。この日の指揮は山田一雄氏、この人が指揮台に立つとき、私たち聴き手は深い安堵感の中にあらかじめ引き込まれてしまう。いわゆる「ムジツィーレン」のたしかな保証が演奏の始まるまえに与えられるのである。私自身をはじめ、京都の音楽ファンにとって、山田一雄の存在感はかけがえのないものであり、この記念演奏会を山田氏以外の指揮者が振ることはまるで考えられなかった。
このレコードでわかるように、この夜、京響は25年の年輪を示す立派な風格でもって、すばらしい演奏をしてみせた。山田一雄と京響がどれほど深くマーラーを読み込んだかは、第一楽章の冒頭の着実な入りから、実に感動的な第五楽章結尾のクライマックスにかけての綿密な展開でよくわかる。この夜、京都会館第一ホールを埋めつくした聴衆は、このすばらしいマーラーに心を動かされ、泣き、そして最後、言葉を失っていた。(オリジナルLP[SJX-7545/6]ライナーノーツ~矢野 暢氏)