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こんにちは、
よしおです。
ヘンデルの名曲、オラトリオ『メサイア』は、ヘンデルの曲の中でももっとも有名だと思います。
ヘンデルって誰?という人も、『メサイア』に収録されている「ハレルヤ」は、たいていどこかで聴いたことがあると思います。
それくらい有名な曲。
また、合唱団でコーラスを楽しんでいる人に取っては、ぜひ歌いたい曲でもあります。
実は、僕が所属する合唱団の公演で、この9月26日にこのヘンデルの『メサイア』をやる予定でした。
ところが、新型コロナウィルス禍により、合唱団の練習は3月以来中止が続いていて、早々の9月の定期公演は延期となりました。
もし、新型コロナウィルス禍がなければ、今頃は最後のおさらいをしていたことと思います。
開催が9月26日(土)だったので、前日がゲネプロ、当時は夕方の打ち上げの場所も押さえていました。
結局、年内の練習の中止が決まっているので、延期になった公演は、来年中に開催されればいいかな、くらいです。
下手すると、再来年になる可能性もありますね。
ヘンデル メサイア
ヘンデルの『メサイア』は、テキストが聖書から取られていてキリストの出現、伝道、復活、昇天をテーマにしています。
そんなことから、クリスマスやイースターに上演されることが多く、しかもテキストが英語ということからイギリスでは特に人気が高いようです。
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685-1759)は、ドイツのハレ生まれで、音楽の父と呼ばれるヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)と同い年。
若い頃イタリアで4年間ほど修行して、歌劇の魅力に出会い歌劇の作曲家として多くの作品を書きましたが、なかなか成功には至りませんでした。
そして生活に困窮したヘンデルを救ったのは、このオラトリオ『メサイア』でした。
このメサイアは、1742年4月13日にアイルランドのダブリンで初演され、大成功を収めました。
これに気を良くしたヘンデルは、次々とオラトリオの名曲を作曲し、成功と名声を手に入れたのです。
まさに、ヘンデルにとって起死回生の曲でした。
ヘンデルは、人生の後半はイギリスで過ごし、1759年4月14日に亡くなった後、当時のイギリス王は、その死を悼みまた音楽での功績を讃え、ウェストミンスター寺院に埋葬されました。
J・S・バッハとヘンデルは、同じ年にドイツで生まれながら、生涯会う機会がなかったそうです。しかし、バッハは、ヘンデルの楽曲に深く敬意を持ち、ヘンデルの楽譜を写譜して家族で演奏したと伝えられています。
バッハの律儀で規律正しく荘厳なイメージですが、ヘンデルの曲は、親しみやすく自由な風が漂っています。
ヘンデル メサイア 名盤
さて、名曲だけあってCDもたくさん出ています。
個人的に気に入っているCDと一般に評判がいいCDの2種類をご案内します。
宗教音楽集~J.S.バッハ、ヘンデル、ベートーヴェン オットー・クレンペラー 、 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
20世紀の大指揮者オットー・クレンペラー(1885-1973)が、J・S・バッハ、ヘンデル、ベートーヴェンの宗教曲をまとめて収録した8枚組のお得なCDセットです。
ヘンデルの『メサイア』は、ゆったりしたテンポの演奏で、現代の古楽器スタイルとは、一線を画しますが、その雄大は造型は、富士山を仰ぎ見るような感じを憶えます。
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ヘンデル: オラトリオ「メサイア」 全曲<タワーレコード限定> ジョン・エリオット・ガーディナー
速いテンポでクッキリとした明快な演奏。オリジナル楽器による現代を代表するCDです。
クレンペラーと比べると別の曲を聴いているような錯覚におちいります。