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こんにちは、
よしおです。
理学博士 佐治晴夫氏のエッセイが面白い。
佐治氏は、東急が、東急沿線の利用客対象に毎月20日に発行しているSALUSという情報誌に、毎号「宇宙のカケラ」というエッセイを寄稿している。これが面白い。
妻もファンで、僕はヴァイオリン教室で綱島に行った時、駅構内で入手している。
宇宙のカケラ 5月号より
さて、部屋の資料を片づけているとSALUSの5月号で出てきた。佐治氏のページを読み返してしまった。
その号のタイトルが『【数学の窓から人生を垣間見る その2】コイン投げに学ぶ長生きの方程式』
佐治氏は、コイン投げで起こる事柄の確率方程式から、長生きの確率を出してみせている。とても分かりやすい。
厚生労働省が発表している令和2年簡易生命表では、男性が0歳から65歳まで生きる確率p(0-65)は0.897、つまり89.7%だそうだ。これが90歳p(0-90)までとなると0.284まで落ちる。
ただ90歳まで生きるということは必ず65歳を経ているので、ここから65歳から90歳までの生きる確率が計算できる。
つまり次の計算式が成り立つ。
p(0-90)=p(0-65)×p(65-90)
この式に数値を入れると
0.284=0.897×p(65-90)
∴p(65-90)=0.284÷0.897=0.317
65歳になって
結論は、65歳まで生きると90歳まで生きる確率が約3.3%上がると言うことだ。
これをどう見るか?人それぞれだろう。
意外と上がると見るか、それとも対して変らないと見るか。
対して変らないと感じる人は、65歳過ぎても90歳まで生きることは大変なんだよ、と思うだろう。
約2週間前に65歳なった僕もあーだこーだと考えてしまった。
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ちなみに同名の本が出ています。
ところで女性になるとq(0-90)=0.525、q(0-65)=0.946、つまり65歳まで生きた女性が90歳を迎える確率q(65-90)=0.525÷0.946=0.555。
凄い。男性の比ではない