こんにちは、
よしおです。
ノラ・ジョーンズというと、アメリカジャズ界というよりもポップス界のビッグスターです。
名前は、当然知ってましたが、ちゃんと聴いたことがありませんでした。
早速、Spotifyで聴きました。
これがいいのです。
ずっと夜中に記事を書きながら、聴いていました。
なぜノラ・ジョーンズなのか?
では、なぜノラ・ジョーンズなのか?
実は、ノラジョーンズのニューアルバム『Pick Me Up Off The Floor』の収録曲の『I’m Alive』のミュージック・ヴィデオ(MV)が、高橋留美子の『めぞん一刻』とコラボして製作されたのです。
これがYou Tubeで配信されているのですが、これがいいのです。
胸キュンキュンものです。
ただめぞん一刻のストーリーを知らないと、MVを観ても感銘度は低いでしょう。
『めぞん一刻』は、高橋留美子が1980年代に「ビックコミックスピリッツ」に連載されたラブコメの傑作です。
特に主人公、音無響子に恋い焦がれた男性は数知れずと思います。
ストーリーは、古いアパート一刻館でその住人達と新しくやって来た若くて美しい管理人・音無響子との間に繰り広げられるドタバタコメディーです。
しかし、その住人の中に、響子よりも年下の着任当時まだ浪人生だった五代裕作がいました。
この五代と響子との恋を巡っての紆余曲折を個性豊かな住人達との面白くもおかしく、そしてほろっとしたり、きゅんとしたりと読者をやきもちさせる物語です。
コミックで読むのもいいですし、僕はU-NEXTでの配信動画アニメで楽しんでいます。
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本ページの情報は2020年10月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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ノラ・ジョーンズとめぞん一刻 コラボの理由
ではなぜノラ・ジョーンズのニューアルバムとめぞん一刻とのコラボになったのか?
この企画は、ノラがもっとも大切にしている「生きる」というテーマを多くの日本のファンに伝えたいという意図でスタートしました。
「I’m Alive」は、それでも私は生きていると自分を鼓舞する応援歌です。
その歌詞で描かれている葛藤を抱えながら強く楽しく生きようとする女性像が
、亡き夫から五代裕作に移ろいゆく気持ちの葛藤を抱えたヒロイン音無響子と共通する点からコラボが決まったそうです。
ノラは、めぞん一刻を読んだのだろうか?
しかし、この曲にめぞん一刻を結びつけた人のセンスは素晴らしいものです。
いくらラブコメの傑作と言ってももう40年前の作品。
でも、もしかして当時、『めぞん一刻』に夢中になった世代にこそ伝えたい曲なのかしれません。
まさにそれは僕の世代で、僕はしっかりこのコラボの成果としてノラのファンになってしまいました。
ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア<通常盤> Norah Jones
ノラ所属の名門ジャズレーベル、ブルーノート・レコードが「見る人を元気付けられる作品を」と希望し、公式MVとして制作。
アパートの管理人を務める響子の目線で描かれ、住人との出会いの中で「生きる」意味を考え、五代に心を開いていく様子が漫画イラストで展開されています。
ただ、このイラストはわずか4分の中に長い物語から肝になるカットをピックアップしているので。やはり物語が頭に入っていないと、なんのことかわからないでしょう。
ノラは「私たちはいろいろなことを経験する。良いときもあれば、悪いときもある。『生きる』ってそういうもの。破滅や終わりではなく、人とのつながりを焦がれる気持ちだと思う」。
高橋留美子は「良い雰囲気で、個人的には懐かしく、またノラ・ジョーンズさんとのコラボは光栄です」と感激していたそうです。
そのMVは、こちらです。