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こんにちは、
よしおです。
映画監督大林宣彦氏の訃報が届きました。
82歳だったそうです。しかも亡くなった日が新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の公開日でした。※ただし、新型コロナウィルス禍で公開は延期。
僕は、大林監督と言うと今は会わなくなってしまった友人を思い出します。
彼が、大林監督の作品が好きで、よく僕に見せてくれていました。
大林宣彦監督とHOUSEと池上季実子
『HOUSE ハウス』
『転校生』
『時をかける少女』
『異人たちとの夏』
『青春デンデケデケデケ』
『なごり雪』
特に一緒に映画館に足を運んで観た『HOUSE ハウス』
グロテスクなシーンでもファンタジー風に変えた映画でしたが、観たのがもう40年以上前のこと。
当時まだ18歳の池上季実子の愛らしさと美しさのみ憶えていました。
実は、この時の池上季実子の印象が強烈で、その後の池上の作品は観る気がしませんでした。
僕の中では、池上季実子は18歳で止まってしまっています。
大林宣彦監督 強烈なメッセージ
さて、今回40数年ぶりに改めて観て非常に強烈に感じたことは、
『HOUSE』の主人であるおばちゃまの青春時代です。
77年と言えば、太平洋戦争に青春を送った人たちが、まだ50代後半から60代でした。
おばちゃまは、結婚を約束した男性が召集令状で戦場で行き、戦後もずっと帰りを待っていたのです。
そして映画の最後で、おばちゃま役の南田洋子の語りは、涙失くして聴くことは出来ませんでした。
『例え肉体が滅んでも人はいつまでも誰かの心の中にその人への思いと共に生き続けている。
だから愛の物語がいつまでも語り継がれて行かなければならない。
愛する人の命を永遠に生きながらえさせるために。
永遠の命、失われることのない人の思い、たった一つの約束、それは愛。』
ファンタジー ホラーというコメディタッチの作品の中に、大林監督は強烈なメッセージを残りしていました。
初めて映画館で観た時、20代の僕には全く記憶に残っていない部分を僕は今回観て、深い感銘を受けました。