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こんにちは、
よしおです。
1月17日(火)夜、サントリーホールに行ってきました。
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の来日公演。指揮は、当楽団と関係の深いコバケンこと小林研一郎氏。そしてソリストとしてピアニスト仲道郁代さん。
プログラムは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」とチャイコフスキーの交響曲第5番。まさにこのコンビなら絶対行きたくなるような選曲。
ユダヤ人とインド人とハンガリー人と
僕は、サラリーマン生活を39年ほど送りましたが、新卒で入社した会社にずっといました。その会社は、宝飾品を扱う会社で、長年ダイヤモンドの輸入も積極的に行っていました。
僕は入社から約20年間は、ダイヤモンド輸入卸部門にいたので、そこの仕事が性に合っていたのか、また面白くもあったので会社に長くいられた理由だと思っています。
さて、そんな部署にいたので合計で60回以上、海外出張に行きました。
ビジネスの相手は多くはユダヤ人、インド人だったのですが、ユダヤ系の人は、楽器を弾ける人が多いと聞いたことがあります。特に持ち運びが楽なバイオリンを子供の頃から習ってきた人が多いと聞きました。
理由はやはり民族の流浪の歴史からでしょうか、バイオリンが弾ければどこでも仕事があるということらしいです。同じく数学や物理の世界でもユダヤ系の人が多いと聞いたことがありますが、これでもグローバルな学問だからでしょうか。
そう言えば、漫画家のヤマザキマリさんが以前ラジオで語っていたのですが、一人息子を連れて各国を点々としていてアメリカにいた時、息子から「国際転校はもうしたくない。母たちは好きなところに行ってください。僕はアメリカで勉強します。」と言ってきたそうです。そこで数学が得意になり、チェロが弾けたのでどこでも仲間が出来たと言っていました。
なるほどね。
さて、ハンガリーという国も中央ヨーロッパの内陸にある国で、いろんな民族が往来した国です。そんなことえアジアからの影響も受けていて、言葉でも日本語と似た言葉もあるそうです。
仲道郁代とベートーヴェンと
仲道さんは、その柔和な顔立ちからモーツァルト、ショパン、シューマンのスペシャリストという感じですが、近年はベートーヴェンを積極的に取り上げ協奏曲とピアノソナタ全集も録音して注目の人です。今回の「皇帝」も逞しさと華麗なさの中に優美さも兼ね備えた名演でした。出だしの音を聴いた瞬間「わぁ、なにこの音の広がりと美しさ!この人凄い!」と感じさせてくれました。
小林研一郎とチャイコフスキーと
コバケンさんのチャイコフスキーの5番は、十八番中の十八番。気心の知れたオケと82歳とは思えない躍動感溢れる指揮で、入魂の演奏を聴かせてくれました。
そしてアンコールのブラームスのハンガリー舞曲は、コバケンさんから演奏前に「僕の編曲で日本的浪花節の要素も注入しました。」と説明があり、タメありコブシありで大いに盛り上がりました。まさにハンガリーと日本は繋がっているやん、て強く感じました。
最後に
最後に来日早々のコンサートで時差ぼけもあったかもしれませんせが、オケメンバーのひたむきな演奏には感動!心のなかで「ぶらあぼ!」を叫びながら拍手を贈り続けました。