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こんにちは、
よしおです。
ちょっと数日過ぎてしまいましたが、4月4日は、フランスの名指揮者ピエール・モントゥーの誕生日でした。
1875年4月4日パリ生まれ。
モントゥーの生まれた年は、ワーグナーは62歳で健在、ブルックナーが51歳、ブラームスが42歳、マーラーは、まだ15歳の少年で、ラヴェルに至っては同い年でモントゥーより1ヵ月先に生まれたばかりでした。
しかもモントゥーは、パリジャンでパリ音楽院で学びましたが、フランス音楽専門ではなく、ベートーヴェンやブラームスも得意としていて、これは一般にフランスの指揮者と言われるベルギー人のクリュイタンス、ドイツ国境に近いアルザス出身のミュンシュを別にすれば珍しい存在だったようです。
モントゥー 名盤 ブラームス 交響曲第2番
さて、僕がブログを書くときに参考にしている本は、何冊もありますが、その中に『名指揮者120人のコレを聴け!指揮者別・クラシック名盤&裏名盤ガイド』というのがあります。
そしてモントゥーの解説は、板倉重雄氏が執筆されています。
板倉氏は、タワーレコードの商品紹介で内容の濃い解説をrされていう方で、僕は注目していたのですが、もう20数年前に出た本でも名解説を残されているので、凄いなと思います。
その中で、モントゥーの生きた時代は、トスカニーニやカラヤンに代表されるようなオーケストラの機能が進歩し、ゴージャスな演奏と機械力が誇示されだしましたが、それを同時に「心の喪失」も意味していました。
モントゥーはそれをよく心得ていて、彼の音楽は、早めのテンポでぶっきらぼうに展開します。
しかし、そこには豊かな味わいとヒューマンな暖かさが溢れていたのです。
そしてそんなところに日本の音楽ファンは惹かれてファンが多いのだろう、と記されていました。
ファンが多いかどうかは別として僕もモントゥーの音楽に同様な印象を持っていたので板倉氏の意見に同意します。
そんなモントゥーの素晴らしさを知るには最適なCDが、ロンドン響とのブラームスの2番なのです。
ブラームス: 交響曲第2番、大学祝典序曲、悲劇的序曲<タワーレコード限定> ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団
モントゥー最晩年の旧PHILIPS音源、至高のブラームスを世界初SA-CD化。風格と慈しみを兼ね備えた稀代の名演が高音質で復活!オリジナル・アナログ・マスターから本国で新規マスタリング
モントゥー87歳の時のこのブラームス録音は、数ある同曲の音源の中でも屈指の名演のひとつとして知られています。