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こんにちは。
よしおです。
もう一年前のことになりますが、2019年9月29日日曜日、相模原にある相模女子大グリーンホールにコンサートを観て行ってきました。
コンサートは聴きに行く?観に行く?
僕は、観に行くという言い方をしています。
コンサートは、目をつぶって見るものではありません。
観て、聴いて楽しむものです。
29日のコンサートは、より観て楽しむことがコンサートでした。
アリス=紗良・オットと井上道義と日本フィルと
29日のコンサートは、日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でした。
プログラムは、
伊福部昭:『日本組曲』より「盆踊」「演伶(ながし)」「佞武多(ねぶた)」
井上道義:メモリー:コンクリート
リスト:死の舞踏
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
指揮は、井上道義。
リストの死の舞踏のピアノ独奏が、アリス=紗良・オット。
僕は、アリス=紗良・オット観たさにチケットを購入しました。
アリス=紗良・オットは、ドイツ出身の1988年生まれのピアニスト。
実力とセンスを兼ね備えたピアニストでしかも美人です。
クラシック音楽界もやはり美人は注目されます。
しかしさすがに実力が伴わないと忘れられますが、アリス=紗良・オットは違いました。
細い体をしならせるようにピアノに立ち向かう姿は、鬼気迫るものがありました。
まるで命を削るように弾きピアノはオーケストラの音量に引けを取らないものでした。
リストの死の舞踏のあと、アンコールに応えて、サティを弾いてくれました。
アリス=紗良・オット おすすめアルバム
僕と同じようにアリス=紗良・オット目当ての観客は多かったようで、終演後1階ロビーでサイン会を行われ、その行列が2階ロビーまで列が続いていました。
サイン会は、会場でCD購入者に限定でしたので、僕はその列を横目に帰りました。
実は、彼女、今年2月に難病であることを発表しました。
その難病というのは、多発性硬化症というもので、あの不世出のチェリスト、ジャクリーヌ・デュプレから音楽と命を奪った難病です。
実は、僕がチケットを買ったのが2月なので9月の公演には出演するかどうかわからないなと思っていました。
しかし、彼女のピアノ演奏を観て、聴いてそれは杞憂でした。
アリス・紗良=オットのおすすめCD『ナイトフォール』です。
《曲目》
クロード・ドビュッシー – Claude Debussy (1862-1918)
1.(04:45) 夢想 1.
Reverie
(17:28)ベルガマスク組曲
Suite bergamasque
2.(04:19)I. Prelude
3.(04:24)II. Menuet
4.(04:55)III. Clair de lune
5.(03:50)IV. Passepied
エリック・サティ – Erik Satie (1866-1925)
6.(04:18) 3つのグノシエンヌ – グノシエンヌ第1番(レント)
3 Gnossiennes: No. 1. Lent
7.(03:25) 3つのジムノペディ – 第1番 ゆっくりと悩める如く
3 Gymnopedies: No. 1. Lent et douloureux
8.(02:56) 3つのグノシエンヌ – グノシエンヌ第1番(レント)
3 Gnossiennes: No. 3. Lent
モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
(26:24)夜のガスパール
Gaspard de la nuit
9.(06:50)I. Ondine
10.(09:20)II. Le gibet
11.(10:14)III. Scarbo
12.(06:54)亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ版) 12.
Pavane pour une infante defunte (version for piano)
アリス=紗良・オット – Alice Sara Ott (ピアノ)
録音: March 2018, Meistersaal, Berlin, Germany
アリス=紗良・オットの最新盤。深まる秋に聴くのが最高。
彼女の繊細で洗練されたセンスが光る名盤です。