クリスマスの主役 サンタクロースの起源から正体を考える

キリストの生まれた場所は、

ヨルダン川西岸にあるベツレヘムと言われています。

つまり砂漠地帯なのですが、それとクリスマスの主役である、

サンタ・クロースの格好とモミの木、トナカイといい

北極圏の動植物が登場するのがどうもしっくりいきません。

ということで調べてみると、

なるほど、つまりクリスマスというのは、

資本主義が生んだ、虚構だということがわかります。

でも、うそもつき通せば、そのうち信用されるのと同じで、

習慣として定着してしまったものと思います。




クリスマスの主役 サンタクロースの起源と正体

クリスマスの主役であるサンタクロースの

起源をたずねれば、この人物は四世紀のころ、

小アジアのリシアにいたミラ大僧正セント・ニコラウスのことです。

小アジアは現在のトルコの場所です。

しかもセント・ニコラウスというのは、盗賊、強盗の守護神でした。

こんにちでも、南欧、東欧などでは、

スリのことを「セント・ニコラウスの騎士」と呼びます。

※トルコ・イスタンブール

また、中世以来、地中海や大西洋であばれまわった海賊たちも、

海賊旗のしるしにセント・ニコラウスの肖像をあしらっていました。

これが西欧、北欧では、どういうわけか子どもを守る神様、

というふうに変形するんですね。この辺がよくわかりません。



ドイツでは、12月6日に贈り物をもらう、らしい

ドイツでは、12月6日が聖ニコラウスの日にあたり、

この日にはサンタさんがふだん善行の多い子どもには贈物を、

そして行いのよくない子には木の枝を持って訪れる、ということになっています。

むしろこの日が本当のクリスマスで、25日にもう一つのクリスマスということです。

ドイツでは5日の夜に、靴を綺麗に磨いてから、

または大きな靴下を用意してから眠りにつくのが習わしになっています。

ドイツの”定番のクリスマスを感じられるもの”は、

チョコレート、オレンジ、紅茶、シナモン、クルミなどです。

その聖ニコラウスの日がクリスマスと融合して、

12月24日にいつのまにやら移動したのでしょう。

いや移動した言うより二分されたと行ったほうが良いのでしょうか。

クリスマス行事は、融合と妥協の産物

だいたい、クリスマス行事というのは

融合・妥協の産物であって、

この日がキリスト生誕の日である、

という証拠はどこにもありません。

じっさい。キリスト生誕の日は聖書にも記載がなく、

二世紀ごろまでは5月10日に聖誕祭が行われていました。

12月25日がクリスマスになったのは、

キリスト教がゲルマン社会に入って、

冬至祭と結合してからのちのことです。

ほんらい砂漠地帯で生まれたはずのキリストが、

雪のちらつくところを舞台に、

しかも、モミの木だのトナカイだのと

いった北極圏の動植物とともにその生誕を祝われる、

というのはふしぎな風景です。



最後に

クリスマス・プレゼントなるものが

ひろくおこなわれるようになったのは、

1920年代以降です。

いまから100年ほど前ですね。

アメリカの百貨店資本が、

すさまじい宣伝活動を

はじめててから以降のことです。